文化の達人から聞く、小坂の魅力。
無形民俗文化財の獅子舞を伝承するために獅子の頭や面づくりでお手伝いしております。
誰かに習うってこともなく、自分で工夫して、何度も試して。

ウチな、落合部落で春祭りの獅子舞、踊っておったんよ。それでまぁ大工しとったもんで、獅子頭を作ってみたいなと思って。もう30年も前になるかなぁ。
いま落合地区で実際に使っとるのはおれが作ったやつ。羽根地区のもやな。これまでに10個以上は出したかな。

獅子舞 獅子舞というのはな、浄瑠璃というか、芝居と同じなんやね。ストーリーがあるんよ。
飛騨の各地に「金蔵獅子」という獅子舞が伝承されておってな、これは「農作物を食い荒らす獅子を退治するために金蔵が戦いを挑む」というストーリー。
小坂の滝開きのときにも獅子舞が来とるやろ。あれは津島神社の金蔵獅子。神社の獅子舞保存会の皆さんが舞っておられる。
落合の獅子と金蔵獅子とは、市の無形民俗文化財に指定されとるんやぜ。この獅子舞で、東京の銀座まで行ったんや、村起こしによぉ。
落合の獅子は、以前はよく取材だの来とったもんやけどな。「お旅」といってな、獅子舞がお宮から公民館まで回っていったんやけど、今はやってないからな。若いもんがおらんようになったんで、舞が盛大にできんようになった。せっかくの無形文化財なんやからな、根絶やしにはしたくないんやけれども…。

能面づくり 獅子頭のほかにもな、津島神社の金蔵獅子に出てくる「おかめ」のお面な、これも作ったのよ。とにかく本物志向で作りたくてな。彫ったのはいいが、どうやって色づけするかがわからん。それで能の面を本格的に調べてみた。そしたら、胡粉(ごふん)といってな、貝殻から作る顔料を加えて、そいつを下塗り上塗りするのよ。
能面づくりってもんは、誰か名のある人が作ったもんがあって、これをいかに真似して作るか、そいつをいかに忠実に写すか、っていう。これが楽しくてな、暇さえありゃあ、どんだけでも遊んでおられるわな。
(作り方を)誰かに習ったということがねえからなぁ。だからいろいろ研究するんさ、自分で。工夫して、何度も試して、そのうち自分の技術も上がってきて、そうやって完成しては喜んどるよ(笑)。

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