味の達人から聞く、小坂の魅力。
「寝ずし」や「あねかえし」といった郷土料理を若い人にも作ってもらいたいんや。
子どもたちが「あねかえしのおばちゃん」って呼んでくれるんや。

 「ヘルスメイト(食生活改善推進協議会)」は下呂市の生涯学習の事業で、親子の食育講座、乳幼児の保護者のための料理教室を通じて、「地元の食材を活かした郷土料理を伝えたい」と思って活動しているんや。五平餅や朴葉寿司、それに「寝ずし」や「あねかえし」といった郷土料理を、若い人にも作ってもらいたいんや。

 毎年5月になると、この地方の和菓子で、米粉とよもぎを練り混ぜて作った生地に餡をくるんだ「あねかえし」づくりを教えに行っとるの。湯屋小学校では、4年生のクラスで作って、全校に配るんやな。保育園でも、園児といっしょに、親さんたちも来てくれて、みんなで作るんやな。子どもたちは楽しそうに、「こねるのをやりたい!」ってね、順に並んで、一生懸命やってくれるよ。学校帰りの道とかで会うと、「あねかえしのおばちゃん」って、そう呼んでくれるくらいで。よもぎが生えとるのを見ると、「これで作るんやもんね」なんて言ってくれるもんで。

 この地方の正月料理で、マスを使った「寝ずし」はな、母に習ったんやな。母は料理上手やったで。いろいろ工夫してやらはった。それで自分も昔から料理が好きでね。「寝ずし」もヘルスメイトで教えるようになって、そうしたらみんな、作るようになったな。

 やっぱ「場所」に出ていかなあかんな。それで、いろいろな話を聞かなあかん。いろんなこと教えてもらって、それをまた、持って帰ってきて、みんなに教えて。
 えらい(大変だ)なぁと思うこともあったけど、そやけど、みんなのおかげでやってこられたな。本当に、おかげやて。

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